鈴木千裕がやってくれた!!
令和五年11月4日
RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」はアゼルバイジャンで行われた。
アゼルバイジャンは朝倉未来を破ったケラモフや強い選手が多い。
そのフェザー級のタイトルマッチで鈴木がトライした。
その結果、、
王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を破り、新王者となった!!
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)凄い!!
鈴木は1R序盤にテイクダウンを許すも「前回、朝倉未来選手にやった首を抱えてのヒジとかパウンドが来ると思った。ケラモフ選手がパウンドを打ってきたのでフェイクの三角絞めを狙った。三角を取るふりをすると嫌だから上体を上げてくれる。そうするとパウンドを打ってくる。この上から下の動きに、下から上の動きをかかとでドンピシャで合わせようと思った。相手がパウンドを打ってくる瞬間に蹴り上げを合わせて、そこでダウンが取れたので、後は息が戻る前に決めてやろうと思ってラッシュでKOですね」と非常に珍しい、下のポジションからのKO勝ちを解説した。
後付けで解説したのか?偶然を必然に変えたのか?
それはわからないし、本当に狙ってやったのかもしれない!
そもそも、前回鈴木はピットブルを倒しており、2強を連続で倒しているのだからガチで強い!!
鈴木は王座奪取したことで格闘技界の二刀流となった。
キックボクシングのチャンピオンとMmaのチャンピオンだ。
キックボクシングはKNOCK OUTの王者
そして「子どもたちに未来を見せたい。今の日本の格闘技は不良が輝く時代になっちゃっていて、ヤンキーとかそういう人たちが表舞台に出て、格闘技の質を下げている。そうではなくて、本物が本当に格闘技をちゃんとやって、遊びも断ち切って真面目にやっている人たちが報われる格闘技業界を作りたい。そういうものを子どもたちに見せたい。真剣に真面目に格闘技をやって夢をかなえる。それを格闘技を通じて見せていきたい」といわば「格闘技界の世直し」を掲げた。
これは本当に純粋な格闘技ファンの願いでもある。
ブレイキングダウンは面白い、しかし、最近の喧嘩自慢全国大会などはハッキリ言って不快!!
と、思う人も多い。
不良が良しとされてはダメなのだ。
そして鈴木千裕は
ファイトマネーの一部を「アゼルバイジャンの格闘技界や子どもたちのために寄付したい」と表明したのだ!
男前!!
これは中々凄い!
若いのにこれは中々言えない。
そして
この日はタイトル戦の勝者に挑戦することが濃厚な金原正徳が中継の解説を務め、鈴木の勝利後に「やりましょう」と発言。
大晦日でのタイトル戦が期待されるところだが鈴木は拳を負傷。
「拳が間に合うか微妙なんですが、間に合うように頑張る。まだ検査していないんで分からないんですが、間に合うかな? ちょっと待っててください」と語った。
金原も強い。
不良風を吹かしていない本物の格闘家がメキメキと台頭してきた。
面白い!