ジェロム・レ・バンナが6月4日(日本時間5日)、母国フランスのル・アーブルで開催された「MMA GP: The Last of Kings」に出場。セルビアのイワン・ヴィチッチ(MMA12勝22敗)と対戦し、自身初の絞め技一本勝ちでMMA戦績を5勝3敗とした!!
2001年の「INOKI BOM-BA-YE 2001」で安田忠夫を相手に初のMMAを戦った49歳のバンナにとって、8戦目のMMAだった。
リアネイキドチョーク!!だーー!
裸締めだーー!!
最初は左腕で、続けて右腕を喉下に差し込むと、両手のひらを合わせたパームトゥパームに組んで引き絞り。ヴィチッチの腰は右足の上に乗っていたが、バンナの速い仕掛けにタップ。
1R 2分06秒、バンナは初の一本勝ちを故郷でマーク。 メディアインタビューでは、自身の格闘技のキャリアから遅れてやってきた母国でのMMAの盛り上がりについて、ユーモアを交えながら、格闘技への情熱とともに語った。
バンナはUFCファイター達とトレーニングをしたという。
そして 長くMMAが禁止されていたフランスで、いまやBellatorもUFCもMMA大会を開催するようになった。
フランスでは スポーツの危険な性質のために2016年に総合格闘技は非合法になった。
しかし、フランスのスポーツ担当大臣であるロクサナ・マラシネアヌ氏がMMAを合法化を監督するための委員会を設立することを発表し2020年1月1日から合法化された
そんなフランスで49歳のバンナ自身も、格闘技への情熱は枯渇していないかった。
ジェロムレバンナは
6歳から14歳まで柔道を学んだ。
14歳の時に『ドラゴン怒りの鉄拳』を観てブルース・リーに憧れて空手とジークンドーを習い、サウスポー構えになったという。
18歳でキックボクシングを始め、K-1やプロボクシングでも戦った、MMAに出会ったのは、29歳だった。
引退は公言しなかった。
もちろんバンナには期待したいから引退はしてほしくない。
K-1の番長”として君臨するも“無冠の帝王”とも呼ばれたジェロムレバンナ。
■■■■バンナの夢とは?■■■■
「フランスに武術の学校を作りたいんだ。タイにある寄宿学校のようなものをね。それにバーチャル格闘技のトレーニング用にARヘルメットを接続してトレーニングするプロジェクトも進めている。そうすれば、あなた方と戦うこともできる(笑)。それに、私を信頼してくれたステファニー・ピロンカ監督と2021年に公開された『J'irai au bout de mes reves』(夢の果てまで行く)に出演した──この映画はたくさんの感情が込められた映画なんだ──ミカエル・ユンとの仕事もあるし、イタリアでクエンティン・タランティーノとの映画も完成させなければならない。撮影はあと15%しか残っていないしね」
大活躍である。
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今だ残る格闘技熱を着火したのは言うまでもなくK-1である、そこからPRIDE、RIZINと繋がっている。
元祖と呼べるK-1選手の活躍は目頭が熱くなるし、たくさん話しを聞きたい。