堀口恭司の王者への挑戦は王者の一打で崩れ落ちた。
惜しかった。応援していた堀口ファンはかなり悔しかった。
しかし、セルジオペティスが良い奴だったのがせめてもの救いだった。
現地時間12月3日、アメリカ、アンカスビルのモヒガン・サンアリーナで、ベラトール世界バンタム級タイトルマッチが行われた。
二冠王を目指したRIZIN同級王者の堀口恭司(アメリカントップチーム)は、王者セルジオ・ペティス(アメリカ)に4回KO負けを喫した。
堀口恭司は常に押していた、、
しかし、負けたら相手の作戦通りだった!といわれても仕方ない。
堀口をKOさせたペティスの衝撃KOシーンは
バック&ブローだつた。
裏拳ですね。
息もつかぬ攻防は4回終了間際に派手に決っした。
組み合いが離れた瞬間に距離を一気に詰めた堀口に対し、ペティスがバックハンドブロー。
この一撃が顎にヒットしてKOとなった。
それまでは堀口が優勢だった。
それは
ベラトールが試合後に公開したスタッツが物語る。
28歳ペティスが80発中19発のヒット
30歳堀口は130発中 73発のヒット!
テイクダウン数も堀口は7回!
しかし、ペティスは勝利を確信していたという。
試合後の会見で何とでも言えるからね
「ホリグチは変わったスタイルだから、こっちが適応するのに時間がかかった」と語ったうえで、次のように論じた。
「俺はゲームプランに従った。チームメイトのレン(平本蓮)が『落ち着け。忍者みたいだ。力づくで行くな』と言ってくれたんだ。だから、あれはフローだった」
そして、堀口をkoさせた見事なバックブローについては、「流れるように出したら完璧に当たった」と語った。
「相手をあんな風に失神をさせたり。後遺症が残るようなダメージは与えたくない。でも、それこそがこの職業の一部なんだ。言い方は悪いかもしれないけど、自分がああなるよりマシだ。俺は普段、良い人間だ。チャンスがあれば彼も俺に同じ事をしていたからね」
コメントを見ればわかる通りセルジオペティスは
良い奴だった。
相手に後遺症を残したくない!と語っている。
その証拠にダウンした堀口に追撃のハンマーパンチをしなかった。
熱くなっている勝負ならアドレナリンが出て、追撃のハンマーパンチを下しても無理はない。
なんせ、前半苦しめられているのだから「確実に殺らないと!殺られる!!」って思って追撃する可能性だってある。
しかし、セルジオペティスは止めた!!
この追撃の中止はセルジオペティスの株をあげた。
実際ネットのコメントでも
「セルジオペティスのハンマーパンチ追撃中止はナイス判断」
「セルジオペティスは紳士的な選手だ」
「セルジオペティスは強かったし良い奴だった。」
などとセルジオペティスを称える書き込みが多かった。
堀口との激闘を制したペティス。
ベラトールの王座を保持した男の今後から目が離せない。
日本では堀口恭司と対戦した事がある朝倉海が人気だが、堀口に完敗した朝倉海が挑む日はくるのだろうか?
少し期待している。
朝倉海は兄よりも謙虚なので好感が持てる。